サービスの概要
近年、ICT技術の進化に伴い、自動車の緯度経度データをはじめとしたビッグデータの活用が始まっています。
本サービスは、お客様で保有されているプローブデータ(走行軌跡情報)を分析ニーズに応じた形に加工して提供するほか、お客様のニーズに応じて分析サービスを行うものです。
商用トラックにはデジタコの設置が義務付けられており、プローブデータは、車載端末が稼働しているすべての時間において、一定の頻度および急ブレーキ等の特殊事象が発生した際に取得されるため、車両の稼働状況や交通状況を継続的かつ面的に把握することができます。そのため目的に応じたさまざまな交通解析が可能となり、調査コストの圧縮、情報の充実化につながるなど多くのメリットが期待できます。
弊社では、膨大な走行データをもとに、交通解析に適した信用性の高いデータに加工及び分析をさーびすとして提供しております。
分析データの種類
本サービスでは、お客様からご提供いただいたデータを以下に示す5種類のデータに加工し分析いたします。
まずはお客さまが直面する課題についてお気軽にご相談ください。ご相談いただいた内容と取得データをもとに適切なデータ活用方法をご提案いたします。
データ種別 | データの概要 | 活用用途の例 |
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①運行一覧データ | 車両1台ごと、トリップごとのデータ | 走行実態分析、勤怠状況の分析・・・等 |
②リンク集計データ | ①のリンク列データを道路リンクごとに集計(15分ごとの平均旅行速度およびサンプル数)したデータ | 渋滞・交通円滑化分析(渋滞損失時間等)、道路のサービス水準分析・・・等 |
③ODデータ | ①のリンク列データをもとに、起点・終点の組み合わせ(OD)をエリア単位※1で集計したデータ | 車両のOD特性の把握、各種センサス調査(道路交通センサス・物流センサス等)の補完・・・等 |
④イベントデータ | 車両が急加速/急減速した地点や法定速度の違反、一時停止無視などのイベントが発生した緯度経度及び時刻のデータ | ヒヤリハット多発地点の抽出、交通安全対策の効果評価(事前事後分析)・・・等 |
※1:おもに市町村単位(都市部では交通状況に応じて細分化)で分割したエリア
分析メニュー例
集計した走行データを目的に応じて分析することで、道路整備による走行状況変化や災害・異常気象時に起きる車両の動向などを明らかにできます。また、ヒヤリハット多発箇所を抽出することで交通安全対策としても活用できます。
本サービスでは以下に示すようなメニュー(例)をご提供しています。